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肥満症が引き起こす合併症について

2019年09月05日
体の脂肪を気にする女性

肥満症は様々な合併症を引き起こします。
人間の体は25歳前後で、体重に見合った臓器組織を形成します。
よって体重が増加すると、酸素や血液の供給も増え、骨や関節に大きな負担をかけるので各器官に問題が生じます。

まず、肥満症だとインスリンの働きが悪くなります。
インスリン抵抗性といい、血糖値が上昇しても血中のインスリンは使用されないので、高インスリン血症の状態になります。
また肥満症だと筋肉や肝臓でのグリコーゲン合成の活性も低下し、血糖を上げる原因になります。
これによって糖尿病や高血圧、高脂血症といった合併症が引き起こされます。
特に上半身や内蔵に脂肪が蓄積しているリンゴ型肥満に多く見られます。

また、肥満症は心臓にも影響します。
心臓から送られてくる血液の量は体重に比例して増加します。
体重が増えた分心臓への負担も増えます。
さらに心臓そのものに脂肪が沈着し、冠動脈の硬化や心筋梗塞、狭心症などの合併症に繋がります。
血中コレステロールや低体重リポタンパクが増加し、血管壁に沈着すると動脈硬化のリスクを高めます。

さらに、肥満症は膝関節痛にも深く関わっています。
体重の増加により、骨や軟骨、筋肉、半月板などが変性し、破壊されます。
このような場合、O脚であることが多く、正座をすることができません。
階段を降りようとするときや立ち上がろうとするとき、歩き始めに痛みがあります。
しばらく歩くうちに痛みが緩和されますが、長く歩くと痛みが悪化して歩けなくなります。
また、ひざに水が溜まります。
下肢に起こるものほど体重の影響を受けており、高齢になると顕著に現れます。

また女性の肥満症は、子宮がんや乳がん、子宮筋腫の合併症の原因です。